近年、金属アレルギーを含むアレルギー疾患の疾患患者数が著しく増加してきており、社会問題化してきております。
中でも歯科金属による金属アレルギーの報告は増加の一途をたどっており、その解消が患者様の生活の質(QOL)の向上の側面からも重要視されてきております。
ピアスや、装飾品など、直接皮膚に接触する部位で発症する金属アレルギーはその原因の特定、解消が比較的容易であるのに対し、歯科金属アレルギーや食品に含まれる金属によって引き起こされるアレルギー反応は、必ずしも口だけではなく、手や足、首といった部位で発症することが多く、患者もその原因に気付かず長年にわたって放置してしまう事が多いようです。
西宮市にありますおおがき歯科では、歯科金属アレルギーでお悩みになられている皆様の治療を積極的に行い、QOLの向上の手助けが出来ればと願っております。
■金属アレルギーの種類
1、接触性・・・直接皮膚に金属が接触することによるアレルギー
2、食品・・・・金属を含む食品を摂取することによるアレルギー
3、歯科金属・・歯の治療に用いた金属によるアレルギー
1、接触性金属アレルギー
ニッケル、コバルト、クロムなど、金属アレルギーを引き起こしやすい金属を含む、ピアスやアクセサリーを装飾することによって、その接触した部位に皮膚炎を起こします。
ピアスなどでかぶれても、軽く考え付け続けていると、腕時計や化粧品にまでかぶれるようになります。さらに深刻化すると、鍵やコインを直接触れなくなることまであります。
アレルギー源を攻撃する免疫細胞の数が増えて全身の色々な場所で反応するようになるからです。金属にかぶれたら、歯科金属アレルギーの面から言っても、早めにその金属を付けないようにすることが大切です。
金属アレルギー陽性の金属トップ3はニッケル、コバルト、クロムです。これらは私たちの周りにあるものたくさんに使われています(ヘアピン、ネックレス、ブラジャーの金具、化粧品、ネックレス、ベルトのバックル、腕時計、指輪、革靴、文具、調理器具、お金)。
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